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2013年8月13日 (火)

麻生発言はもうすんだ話?

 石角完爾著『ユダヤの「生き延びる智慧」に学べ~浮かれる日本への警鐘』を読んだ。日本人として生まれ、50歳を過ぎてからユダヤ教に惹かれ、ユダヤ人になった著者は、日本では国際弁護士として知られる。

 同書は、日本について「何と言っても世界において立ち回りが下手くそである」、「日本はもっとしたたかにならなくてはならない。もっとずる賢くならなければならない。狡猾さこそは、これからの日本人に求められるものである」と言っている。

 領土問題などの外交にせよ、国際的なビジネス取引にせよ、「ニコニコしながら相手を油断させて気持ち良くさせ、裏でしっかりと相手が気づかない間に自分の利益になるように仕組みを作る」ことこそが日本に欠けている大事な点だと指摘している。

 人に勧められて読んでみたのだが、内向きな日本が抱える問題点を指摘していて、教わることが多かった。

 そのついでに、石角氏のWebをのぞいたら、今月4日に「麻生太郎副総理への手紙」と題する文章を載せているのを知った。それによると、麻生副総理に対し、「ナチズムとアドルフ・ヒトラーの礼讃者だとは知らなかった」、「ナチズムの礼讃者として次のG20に出席する資格があると思うか」、「直ちに公的な地位から退くことを勧める」という趣旨である。

 石角氏はユダヤ人だから、麻生発言に敏感に反応したのだろうという見方もできなくはない。だが、発言を取り消したからといって問題は解消したという日本の政府・与党の態度は、国際的に容認されないだろう。麻生発言が大きく国益を害したのに、その責任を徹底的に追及しようとしない日本のメディアもまた、日本の危機の深化に手を貸しているのではないかと思う。

 

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