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2013年10月26日 (土)

アイリスオーヤマ社長と楽天社長の話を聞いて

 日本記者クラブで25日、アイリスオーヤマの大山健太郎社長と楽天の三木谷浩史社長の2人がそれぞれ会見し、成長戦略に関して自らの考えを述べた。事業分野が異なっているものの、両氏とも創業者ないしそれに等しいので、話の内容に説得力がある。

 大山氏は「日本の最低賃金(1日当たり)は安過ぎる。最賃を200円上げたらいい」と語った。消費税と同じように法律で転嫁をできるようにしたらいいとも言う。最低賃金を上げれば、上げた分が消費に回り、景気を良くするという考えである。

 また、アイリスオーヤマの株式を公開するつもりはないと述べた。会社の所有者は社員である、世の中の現実は、ファンドが株主になっている。理想は株主、経営者、社員が一体化することだとも言う。

 三木谷氏は、「Japan Again」と名付け、国の競争力の源泉を①国としての効率性、②イノベーション力、③オペレーション力、④国際展開の経営力、⑤ブランド力、に分けて、日本経済の弱い点を指摘した。即ち、行政コストが高過ぎる、ベンチャーが少ない、GDP/労働人口が高くない、ブランド力が韓国等に劣るなどである。

 また、優秀な人材が大企業に滞留しているので、これを流動化すべきだ、外国人労働者を活用すべきだと主張した。廃業率が低過ぎるとし、起業で失敗しても、また挑戦できる風土、また挑戦者、成功者を素直に称賛する風土に変えていく必要があると指摘した。米国では会社を売ることは普通だ、とも。

 両社とも経営革新で成長を続け、トップのリーダーシップが際立っている。しかしながら、アイリスオーヤマと楽天のトップの経営哲学は相当に違う。記者の質問に自在に答えるところは2人とも欧米型だ。

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