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2013年11月15日 (金)

長寿を支えている巨額の国民医療費

 平成23年度の国民医療費(推計)が厚生労働省から発表になった。まず総額は38兆5850億円、前年度より3.1%も増えた。1年で1兆2千億円近くも増加しているのである。GDPが500兆円程度なのに、国民医療費だけで年間1兆円余も増えるのには驚く。

 これを国民1人当たりで見ると、30万1900円、前年比3.3%増という。65歳未満と65歳以上とで分けると、65歳未満は17万4800円、65歳以上は72万0900円。75歳以上の男性に限定すると96万8300円、女性は84万5600円となっている。長寿は健康の証しであり、めでたいことだが、それを支えている医療費はかくも大きい。

 巨額の国民医療費の財源は、第一に保険料で、18兆7518億円に達する。被保険者が10兆9555億円、事業主が7兆7964億円負担している。第二に公費で、14兆8079億円。そのうちの10兆0307億円が国庫、4兆7772億円が地方(自治体)の負担である。

 国民医療費の一部である薬局調剤医療費は6兆6288億円である。65歳未満では1人当たり3万0400円だが、65歳以上だと12万2700円に膨らむ。

 少子高齢化のもとでは、増える高齢者の医療費を、減る傾向にある生産年齢・年少人口の人たちが支えるしかない。だが、それはますます困難となろう。財政再建が焦眉の課題となっていることを踏まえ、医療はじめ社会保障のありかたを根本から見直すことが必要である。

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