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2013年11月 6日 (水)

診療報酬の見直しではこんな点も考慮を

 診療報酬の見直しの時期が近づいてきた。医療費が増え続け、財政赤字が拡大しているにもかかわらず、医師会は消費税増税による税収増を社会保障に充てるのは国民との約束だとして、診療報酬の値上げを要求している。

 消費税が2014年度から引き上げられるが、安倍政権の膨張的な財政政策のもとでは、財政再建の道筋は全くできていない。そうした中で、診療報酬の改定がプラスだと、財政悪化に拍車をかける一因となる。

 しかし、診療報酬については正直言って、国民はよくわからないのが実態ではないか。診療報酬とはどういうものであり、その内容が適切か、国民にオープンにして広く議論してほしい。

 たまたま、手元にある某病院の領収書を見ると、初診料、再診料、医学管理料、在宅医療、投薬料、注射料、処置料などの項目がある。また、ある薬局の領収証は、調剤技術料、薬学管理料、薬剤料などという内訳がある。

 後者の領収証の事例を紹介すると、薬剤料が62点(620円)なのに、調剤技術料80点(800円)、薬学管理料41点(410円)である。医師が書いた処方箋を提出し、小さな瓶に入った薬をもらうだけなのに、調剤技術料なるものに800円も支払うのは納得しがたい。

 単なる一例だが、患者がよく知らないのをいいことに、過大な診療報酬を払わされているということはないのか。

 自民党政治復活のもとで、医師会と厚生労働省が診療報酬の増額を求め、政治家の多くも応援団になるという旧来の政治構造が復活する公算が大きい。国民、患者は少し、診療報酬の内容について学び、医療費増を当然視しないようにしたい。

 

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