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2013年12月30日 (月)

スカイツリーから見た東京の姿

 東京スカイツリーを見に行ってきた。地上350mの高さにある「天望デッキ」から360度、景観を満喫した。さらに450mの高さのところにある「天望回廊」に行った。真下のほうを眺めると、さらに高いところに来たという実感がした。塔に上がったのは午後だったが、快晴で、遠くの山々がかなり見えたし、富士山もなんとか見ることができた。陽が沈む前あたりからは富士山の輪郭がはっきりしだした。

 スカイツリーの上から眺めた東京は、川と海のおかげで独自の景観を保っているものの、家屋・建物が360度にわたってびっしりと密集して地べたに張り付いているという感じがした。スカイツリーに近いところは低層の家屋・建物ばかりで、誰かが「墓石が果てしなく並んでいるようだ」と言っていたが、なるほど言い得て妙だと思った。

 巨大地震が起きると、東京都区部は大きな被害を受けるといわれている。スカイツリーの上から見ていると、地震であちこちに火災が起きたら、そう簡単に安全な場所に避難できないのではないか、と不安になった。住宅を耐火性の強いものにすること、必要に応じて道路を拡幅するなどが喫緊の課題である。それにからんで、住宅の高さ制限を緩和して、もっと建ぺい率も上げて、パリの建物のように高い家をつくるように強力に誘導したらどうか。オリンピックもいいが、巨大密集都市の東京を災害に強い街にすることは、将来世代への最高のプレゼントである。

 スカイツリーに直結したショッピングビル「東京ソラマチ」はファッション・雑貨、レストラン&カフェなどの店が三百数十にも及ぶ。このビルの中にチケットの売り場や並ぶところもある。したがって、一旦、このビルに入ったら、そこで食事、買い物などもすませる人がほとんどだろう。私が行った12月29日も、どのフロアも客で混んでいた。

 しかし、これだと、周辺の地元商店にほとんど客が行かない。ソラマチに地元の商店がたくさん入り、また、ソラマチと地元商店街とがつながっているような形態だったら、共存共栄、つまりWin Winが可能だったのでは、と思う。

 初めてスカイツリーにのぼった。しかし、押上駅から来て、どこで入場券を売っているのか、さっぱりわからず、あちこちで聞いたりして、やっと入場券を買う前段階としての登録券入手にたどりついた。要所要所に、わかりやすい案内表示をする必要がある。建築物としてのスカイツリーはすばらしい。日本の技術は誇っていい。しかし、顧客へのサービスとなると、まだまだ遅れている。

 

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