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2013年12月 5日 (木)

秋田の風力発電の見学とフォーラムに参加

 市民風車(風力発電所)「天風丸」を見に行ってきた。秋田県潟上市にあり、操業開始から、ことしで10年になる。男鹿半島の根っこにあり、秋田市中心部からクルマで30分ぐらいのところだった。

 「天風丸」以外に、「風こまち」(秋田市)、「竿太朗」(同)も見てきた。いずれも、日本海の強い風を受けてビュンビュン回っていた。途中、降りだした激しい雨と風がにわかに止んで、きれいな虹がかかったりしたのが印象的だった。これらの市民風車は、いずれも、おおぜいの市民が出資しており、タワーの下部に、出資者の名前が書いてある。

 これらの風力発電所を建設した主体は特定非営利活動法人北海道グリーンファンド。見学会の翌日は、秋田市内のホテルで、公開フォーラム「地域の資源を地域で生かす~これからの秋田の再生可能エネルギー」が開催された。主催はあきた新エネルギー研究会などである。参加して知ったこと、感じたことを記す。

①秋田県は鉱物、風、緑などの資源が豊富。ことし11月現在で115基の風力発電所がある(発電能力は3月現在13.9万KW)。北海道、青森、鹿児島に次ぐ第4位である。そして、新規計画は発電能力で31.0万KWにものぼる。また、地熱発電も全国で5カ所あるうちの2カ所が秋田県内にあり、今後も期待できる。農地に太陽光発電所をつくるという話もある。バイオマス発電はいまは水面下の動きだが、数万KWが入ってくるのではないかという。

②ただし、県内企業が主導する風力発電所建設計画は4分の1強にすぎない。地域の資源は地域(地元)の活性化に生かしたいという気持ちが県民に強い。風力発電では、維持管理業務が長期にわたる仕事で、かつ費用がかかるので雇用拡大につながること、また、自己資本に対し、使用資本が大きいので、金融面で地元の金融機関が活躍できることが強調されていた。

③生協関係者は、食べ物の産直に努めてきたが、”フクシマ”を経て、エネルギーについても産直に乗り出している。結果として、風力発電所を設置した地域との間で人の交流が生まれたりしている。

④たまたま、この2日間は、テレビでドラマ「オリンピックの身代金」を放映していた。いまから半世紀前の頃という設定だが、犯人たちは秋田県出身で、秋田県からの出稼ぎ者が東京などでいかにつらい目にあったか、という怨念が犯罪の背景にある。フォーラムでも、「いまだに出稼ぎせざるをえない。中央から自立しないといけない」という意識のもと、風力発電所の建設、メンテナンスなどに関する仕事を県外資本にゆだねず、地元で担うべきだという趣旨の発言が少なくなかった。

 

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