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2013年12月23日 (月)

ことしの後半、ずっと高値で推移する野菜

 ふだん、食材など日常の買い物を自分ですることが多い。大体、決まった店に行くので、生鮮食品の価格動向が実感としてわかる。今年を振り返って痛感するのは野菜の値段が高いことである。キャベツ、レタス、きゅうり、大根、茄子など、挙げれば実に多い。野菜ほどではないが、果物や肉、魚なども1年前に比べると概して値段が上がっているように感じる。

 例年、正月を控えて全般に値上がりするが、いまも、そういう流れになっていて、値下がりしそうにない。

 旬の野菜は供給増で安いのが普通だが、ことしの後半あたりから、旬であっても高値で推移している。株価ならそれもいいが、野菜が高いままというのは、消費者としては困る。なぜ、小売り価格が高位安定か、メディアもどこも原因を追究していない。個人的な推察では、酷暑や台風襲来などで野菜などのできが悪かったのかと思う。ハウス栽培が増えているが、そこにも天候異変が響いたのではないか。

 地球温暖化の進行で、世界中が異常気象の悪影響を受けている。赤道に近い地域に雪が降ったりするし、世界のあちこちで、豪雨のために川が氾濫し、山崩れが起きたりしている。石炭燃焼などで発生する二酸化炭素の排出増加で、今後ますますこうした異常気象による災害は増えると見込まれる。農作物などの収穫も打撃を受ける頻度が増すだろう。

 ところで、通常、景気動向を判断する場合、季節性などの変動要因を除去したコアCPI(生鮮食品を除いた消費者物価指数)を採る。日銀の金融政策も、コアCPIを物差しにしている。しかし、このごろの野菜の小売価格動向を見ていると、野菜の値段は季節要因で変動するという見方は適切か疑わしいように思えてきた。

 したがって、消費者物価上昇の度合を見るには、生鮮食品抜きのコアCPIではなく、小売物価総合指数のほうが適切に思えてくる。来年のことを言うと鬼が笑う。でも、来年の野菜の価格動向に注視したい。アベノミクスでは、値上がりは歓迎だろうが、どうなるか。

 

 

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