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2014年10月20日 (月)

アル・ゴア元米副大統領と安倍総理大臣を比べてしまう

 10月19日の日本経済新聞に、アル・ゴア元米副大統領のインタビュー記事が大きく載っている。「資本主義と未来」と題するこの記事は、「いますぐ行動しなければ未来が脅かされる」と主張するゴア氏に、どのような予想図を描いているのか、を一問一答形式で聞いたものである。現代の地球文明が直面する危機を6つの要因でとらえ、我々にチャレンジを求める、極めて刺激的な内容である。
 ゴア氏は最近、『アル・ゴア 未来を語る――世界を動かす6つの要因』という本を出版し、邦訳も出た。日経のインタビューは、この本のPRのためにゴア氏が受けたようにも思われるが、日本経済新聞を通じて、多くの日本人が現代文明の危機の様相を知ったことは大きな意味を持つ。日経のこのインタビュー記事を見逃した人は、図書館などで読んでほしい。
 ちなみに6つの要因とは、①国境を超えた、グローバル経済の台頭、②世界がデジタル通信、ネットでつながったこと、③世界の政治、経済、軍事力のバランスが西洋から東洋へと劇的に移行、④資源消費量などの急増による持続可能性の喪失、⑤生命科学の革命、⑥気候変動による生態系の崩壊、ということのようである。
 ゴア氏はかつては米国副大統領という政治家だった。いまは著作や講演で生活しているのだが、本書の内容に示されるような深い洞察と思索に及ばぬまでも、日本の政治家でも、地球的視野で世界および日本の主要課題を語れる人物が出てきてほしい。
 20日、我が国では安倍内閣の女性閣僚2人が辞職したが、あまりにも低次元の話で、情けないとしか言いようがない。安倍総理大臣にしてからが、目先のことしか考えておらず、世界的な視野が欠如していると思うことが少なくない。ゴア氏と同列に論じることはできないが、未来を地球的視野からとらえた思索を望みたい。ないものねだりかもしれないが。

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