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2015年4月25日 (土)

国に頼る地方創生ではなく、自力で

 明日26日は市町村などの地方統一選挙。首長選の立候補者が1人しかいないとか、議会議員の立候補者数が定数ないしそれ以下であるとか、投票すら行われないところがあるのを知ると、真の地方自治は未だ道遠しである。

 たまたま手にした地方自治ジャーナリスト相川俊英著『国に頼るからバカを見る 反骨の市町村』は、こうした地方選挙の現実が何を示しているか、を説明してくれる。

 「第1章  お任せ民主主義「タリキノミクス」が日本をダメにした」、「第4章 実録「ジリキノミクス」で実現した豊かな暮らし」などが示すように、国、政治に頼るのではなく自力で奮闘して道を切り拓くことが地域活性化をもたらす。

 「衰退した地域は住民も行政も何か大きな存在に頼り、依存し、もたれかかっているところばかり」。「元気な地域は、国策に安易に飛びつかず、わが道を歩んでいるところである」。「国や政治に過度に依存する地域が、もっとも脆弱な存在だ」。

 安倍政権の地方創生もこれまでの延長線上のものであり、「同じ結果になるに違いない」という。ではどうすべきか。住民が自ら面倒がらずに動き始めよ、知恵を出し合い、自分たちで戦略を練り上げよという。

 地域活性化の主役は地域住民である。彼らが立ち上がり、自らの地域の強みと弱みを徹底的に洗い出し、独自の活性化策を組み上げる。リーダー、知恵者、世話役など人的資源を確保する。そうした自力の積み上げでしか地域は活性化しない。統一地方選挙も、そうした地域住民の問題意識が反映したものになるべきだ。

 著者のそうした問題点の摘出は鮮明である。読んでいて、アベノミクスの地方創生は、中央から地方へカネをばらまくという従来の政策の延長線上にあることを改めて実感した。 

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