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2015年6月13日 (土)

マスコミも大変な自主規制をしているとの批判

 安保法制に関する緊急会見が12日(金)、日本記者クラブで行われた。かつて自民党などで党幹部だったり、大臣を務めたりした4人の元国会議員ないし現国会議員がそろって会見し、安倍政権が進めている集団的自衛権の導入は自衛隊の活動を地球規模に広げ、70年間続いた平和主義をがらりと変えようとしているなどと批判した。同クラブは1時間半にわたる録画を公開しているので、関心のある方は見てほしい。

 山崎拓、亀井静香、藤井裕久、武村正義の4氏は80歳前後で、いずれも戦争の悲惨さを体験してきた。そして、平和主義に立って専守防衛に徹してきた戦後日本を高く評価している。このため、国是とも言うべき平和主義を一内閣、一国会だけで議論し、変えてしまおうという安倍内閣・与党の性急さ、強引さを厳しく批判した。

 「集団的自衛権は対等の軍事同盟であり、仮想敵国を必ずつくる」、「米国は世界の警察官。日本に半分やってくれと求めてくる。経済でも米国は金融の超緩和をやめて、日本に肩代わりさせようとする」、「地球の裏側まで行って戦争する。それは憲法違反だ」、「後方支援はきわめてリスクが高い」、「いまの法改正を認めると、自衛隊に戦死者が出る。それを国民が認める覚悟はあるか」、「一番恐れるのは、イスラム国退治に自衛隊員が動員されること」などと、厳しい発言が相次いだ。

 また、与党議員から反対の声が出ないことについて、「挙げる声がない。皆、ヒラメになっている。安倍政権にひれ伏している。反対するのは、出世の妨げになる、と」など、派閥の強かったかつての自民党との違いを指摘する声もあった。

 亀井氏は「マスコミの人、発信していますか」と言い出し、「マスコミは大変な自主規制をしている。言論の自由をなくしたら、国が亡びる」とも語った。確かに、この4長老会見をマスコミがどう扱ったかを見ると、極端に小さく扱ったり、無視したりするメディアがあるように思われる。メディアの経営環境が悪化し、新聞や放送が時の政権を厳しく批判することを控えるようになっているのではないか。亀井氏の感覚は鋭い、と思う。

 

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コメント

集団的自衛権の行使は、機雷掃海に限定、後方支援は戦闘が起きてないところにかぎる。どんどん後退し、戦後最大級の改革は虚構に。言っていることとやろうしていることがまるでちかう。マスコミ論調は、安倍の大風呂敷を真に受けている。

投稿: 中村仁 | 2015年6月26日 (金) 01時10分

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