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2015年6月20日 (土)

ソフトバンクのアローラ副社長の巨額報酬

 ソフトバンクの孫正義社長の「最重要の後継者候補」と目されるニケシュ・アローラ新副社長。孫氏がグーグルから引き抜いたこのアローラ氏に対し、昨年9月から今年3月までの半年間に、ソフトバンクは入社契約金を含め、全部で165億円余の報酬を支払ったという。そのうち、ストック・オプション(株式報酬)が19億9500万円である。

 役員報酬は明らかにされていないが、孫社長の過去1年間のそれは1億3100万円である。したがって、アローラ氏の役員報酬もそれから大きくは離れていないと推定できる。ということで、入社契約金は165億円余の大半を占めると思われる。孫氏がアローラ氏を口説いてウンと言わせるのに、どんなにお札を高く積み上げたかがわかろうというものだ。

 ちなみに、ソフトバンクの社員の年収を平均1000万円と仮定すると、100億円は1000人分の年間賃金に相当する。知的に抜きん出たビジネスリーダーの経済的価値は、それほどにすごいということか。

 一方で、ビジネスリーダーも人間であり、万能ではない。孫氏が惚れ込んだ逸材であっても、ソフトバンクという経営体を自在に動かし、高い経営価値を生み出せるか、定かではない。それに、英雄並び立たずということもないではない。

 企業買収も経営者引き抜きも、当該企業を持続的、飛躍的に発展させる手段だが、ソフトバンクはそれが成功するか、長い目で見ていきたい。

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