« 保育園の運動会も面白い | トップページ | 増え続ける1人当たり社会保障給付費 »

2015年10月21日 (水)

問題山積だから早く臨時国会を開いて

 国会では21日、野党5党が臨時国会の召集を衆・参議院議長に要求した。衆・参議院どちらかの総議員の4分の1以上の求めがあれば、内閣は召集を決めなければならないとの憲法第53条に基づく。

 憲法には時期の規定がないので、内閣は開会を先に延ばしたいらしい。しかし、いま、わが国は緊急に国会で審議すべき重要な問題をいくつも抱えている。したがって、党利党略の発想は捨て、早期に国会を開くべきではないか。

 2017年4月に消費税を引き上げる際に軽減税率を導入するか否か、導入する場合には適用の対象を何にするか、などが与党内で争点になっている。自民党では、党の税制調査会でこの問題を審議するというが、公明党の要求がかなり反映した内容でまとまりそうだ。しかし、消費税のような基幹税については、将来、野党に政権が移ったときに大きく変更されることのないように、与野党が大筋で合意するような内容が望ましい。いまから国会で与野党が議論し、合意形成に努めるのが当たり前である。

 TPPの国際的な合意を受けて、日本政府は関税引き下げの細目を20日に発表した。しかし、関税が下がる品目が多いということだけで「よかった」と評価していいものかどうか。知的財産の保護などに関する、公表されていない部分について、早く公表するよう政府に要求すべきだろう。また、輸入牛肉の関税収入が独立行政法人農畜産業振興機構に入る現在の仕組みをどうすべきかといった、各論での国会審議が欠かせない。

 安倍首相はTPPなどにからんで補正予算を組む意向を示している。そうであれば、余計、国会で主要な問題をじっくり審議する時間が必要である。

 わが国が直面している重要な問題は、ほかにも、沖縄における普天間基地の辺野古への移転問題、COP21に向けてわが国の地球温暖化対策の詰め、前国会で継続審議となった労働契約法や労働基準法の改定など、いくつもある。

 会計検査院が各省庁および関連組織の無駄遣いを指摘しているように、安倍政権のもとで行政官庁は財政健全化どこ吹く風といった様相を呈している。

 このように、課題山積の日本国である。それなのに、国会がお休みしていていいのか。前国会では、安全保障関連法制の審議で、野党がいくら追及しても、安倍首相ら閣僚は国民の疑念にまともに答えようとしなかった。そして、強引に提出法案を成立させた。そうした驕った国会運営をいつまで続けるつもりなのだろうか。

 

|

« 保育園の運動会も面白い | トップページ | 増え続ける1人当たり社会保障給付費 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/184848/62524267

この記事へのトラックバック一覧です: 問題山積だから早く臨時国会を開いて:

« 保育園の運動会も面白い | トップページ | 増え続ける1人当たり社会保障給付費 »