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2016年4月21日 (木)

地震・火山噴火への心構え

 2002年に出版された石黒耀著『死都日本』は、じょうご型カルデラ火山の破局的な噴火を描いたもの。九州で起きた巨大な火山噴火で巨大かつ高速の火砕流が生じ、九州のみならず日本全体を破局に追い込んでいく。読んでいるときに、これほど興奮し、恐れ慄く気持ちになった小説はない。

 かつて鹿児島から霧島神宮へドライブしたとき、山中で湯気を発する地面をまじかに見たことがある。そのとき、薄い地べたが熱く、そのすぐ下に溶岩があるような気がした。比喩としては適切でないかもしれないが、板子一枚下は地獄、というような恐さを感じた。そのときの体験が、『死都日本』を読んだ際、恐怖心に拍車をかけたように思う。

 この著者、石黒耀さんが2007年6月のベイエフエム/ザ・フリントマトーンのゲストとして語った内容が、いま、熊本地震に直面して、改めて読んだら、いささかなりとも参考になるような気がした。(以下、手を入れた文章である。)

 「安全を考えたら、日本列島はほとんど住めない」、「火山噴火も地震も当然来ると思って生活していて当たり前。一つの環境だと思えばいい」、「国の予算にしても、噴火や地震を特殊なことと思っているから、そのときだけ臨時予算を組むということになる」、「したがって、毎年、組んでおけばいい」。

 こんなことも言っている。「九州には川内原発がある。ああいうところは、阿蘇などの火山が非常に大きな噴火を起こすと、火砕流で何十メートルも埋まってしまう。原子炉の炉自体は意外に丈夫かもしれないが、使用済み燃料貯蔵プールに火砕流堆積物が何十メートルも積もると、大爆発する。その場合、ボイラー爆発のエネルギーの何億倍です」。

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