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2016年9月15日 (木)

昨年度の概算医療費41.5兆円(3.8%増)

 厚生労働省の発表するデータは金額がバカでかい。年金に関するデータ、医療、介護などのデータ、いずれもびっくりするような巨額だ。13日に同省が発表した平成27年度概算医療費もその1つである。41.5兆円だという。

 平成23年度が37.8兆円、24年度が38.4兆円、25年度が39.3兆円、26年度が40.0兆円、そして27年度が41.5兆円だった。端数を切り捨てると、37兆円、38兆円、39兆円、40兆円、41兆円と、毎年度1兆円ずつ増えている。

 国の一般会計予算が平成29年度に100兆円台になりそうだ。それと比べると、医療費の規模の大きさがよくわかるだろう。その医療費がかなりの勢いで増え続けているのである。この医療費を賄うのは、健康保険の保険料や治療などの自己負担、それに国の歳出であるが、医療費全体の増大トレンドを放置しておける余裕はない。どこかにしわよせが行こう。

 医療費が増えるのは、日本の高齢化、高額な新薬の使用などによるもの。同省は後発医薬品の使用促進などに努めているが、医療機関の保険請求情報のネット化によるチェック強化には力を入れていない。また、病院の周りにいくつも調剤薬局が並ぶように、薬をめぐるもうけ過ぎにメスを入れることもない。

 改めて考えると、年間41.5兆円というのは、国民1人あたりにすると、30万円をはるかに超える金額である。4人家族なら、年間130~140万円、医療に注ぎ込んでいる勘定だ。しかし、そんなにたくさん医者などにかかったおぼえはないという人が多かろう。そのギャップについて考えてみる必要があるのではないか。 

 

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