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2016年11月26日 (土)

常磐線復旧のため放射能の除染が続いている

 東京電力福島第一原子力発電所のメルトダウン事故が起きてから5年8か月余。放射能汚染でJR常磐線はいまだに全通していない。この鉄道復旧の作業はいまも続いている。一部開通したというニュースは小さく、国民は放射能汚染の問題はもう片付いたように過去のことと思っているのかもしれない。

 最近、この鉄道復旧作業を視察してきた人の話を聞いた。竜田~小高の37kmが未開通で、そのうちの富岡~浪江の21kmが2020年に開通すると、全線復旧となる見通しとされる。しかし、富岡~浪江間は白い防護服やマスクをつけた作業員が除染作業に従事している姿を見たという。視察に行った人たちも、ちょっと線路から離れると、高い放射能を検知したという。

 近くに国道があり、クルマがたくさん行き交っていたが、鉄道の線路から勝手に国道に行けないように柵がしてあったそうだ。また、この富岡~浪江間では、周辺は高い放射能で、人は住めない状態だとも言っていた。

 東電福島第一原発の核燃料が溶融し、周辺の環境中に核物質が飛散した。その後始末に、当事者の東電が四苦八苦している。周辺地域の住民は塗炭の苦しみを味わっている。ひとたび原発事故を起こしたら、いかに危機的な状態になるか。経済的にも大きな負担を長い将来にわたって背負うことになる。見てきた人の感想でもある。

 東電は、どうして「福島」原子力発電所と名付けたのかーーと嘆く住民もいると聞いた。福島県全体が、このマイナス・イメージをずっと背負っていかなければならないからだ。

 こんな話を聞くと、原発の罪の深さをつくづく感じざるをえない。

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