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2017年1月19日 (木)

不穏な2017年の幕開け

 米国のトランプ次期大統領の就任式が20日に迫った。米国のビッグスリーや化学、商業などの巨大企業が彼のツイッター攻撃に屈するかのように、米国内での投資や雇用を拡大するなどと発表している。米国の巨大企業がいとも簡単に経営方針を変更するのには正直、驚いた。どうしてなのか。

 企業の多くが共和党に親近感を抱いているせいもあるかもしれない。が、それよりも、世界を股にかける米多国籍企業といえども、戦時下のように、統制経済に類した国家権力の行使をふりかざしてくる新政府には異を唱えにくいということだろうか。

 あるいは、米国の貧富の格差や失業問題などで、米国内で富の偏在が行き過ぎたという反省がビッグビジネスの経営者にも広がったのか。

 中国は共産党による独裁国家であり、企業は党・政府の指示には従わざるをえない。これと似て、トランプ新政権も、国家権力による企業コントロールに踏み出したのだろうか。

 太平洋を挟んで、米国と中国とが似た経済体制で競い合うことになるのか。

 間に立つ日本の安倍政権はといえば、経済界に対し、企業の内部留保を賃上げに回すよう経営側に求めたり、長時間労働を減らすとか、女性の活躍の場を広げるよう働き方改革を主唱している。

 今年はどうやら、世界のあちこちで、経済や政治・外交の面で、従来の路線の行き詰まりとその打開をめぐって、多様な動きがみられそうな気がする。不穏な動きも。

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