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2017年4月26日 (水)

カルビーの松本会長・CEOの経営論は刺激的

 ポテトチップスで有名なカルビーの松本晃会長が25日、東京・日比谷の日本記者クラブで講演した。質疑を含め1時間だったが、日本企業が求められている変革についての指摘はエキサイティングだった。

 変革とはカネ、権力、地位といった既得権を奪うこと、と言う松本氏は2009年にカルビーに入り、まず権限、個室、社用車、接待費をやめるなど、古い仕組みと悪しき文化を壊したという。

 同社は女性の工場長が2人いるし、米国法人の社長も女性である。また、執行役員の中日本事業本部長は女性だが、子供が2人いるので、「午後4時になったら帰る」ように命じてあるという。

 女は偉くなりたがらないという人がいるが、それは全くの嘘。女性は男性と同じように優秀であり、昇任と報酬がバランスがとれていれば、昇進に前向きである。

 会社が求めるのは成果であり、労働時間ではない。4月1日から、(工場などの現場以外は)社内外のどこで働いてもかまわないことにした。上司には部下の時間を奪うな、と言っている。ノー・ミーティング、ノー・メモだ。

 転勤で個人の幸せを奪うべきではない。カルビーに入社してすぐ、転勤拒否を認めるようにし、それで差別してはならないと決めた。社員が家族と一緒に暮らすことが大切だから。

 日本の会社がもうからないのは、もうける気がないから。グローバルスタンダードの利益率をめざすことなく、日本国内での横並びの考え方を続けているからだ。古い慣行が人を駄目にし、会社を駄目にし、国を駄目にしてきた。成果を出すためには、それを徹底的に変更しなければならない。

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