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2017年10月11日 (水)

神戸製鋼所の性能データ改ざん

 鉄鋼、アルミ、銅製品の大手メーカー、神戸製鋼所が性能データを改ざんして顧客に納入していたという。同社は自動車メーカー、鉄道、宇宙・防衛向けなど、多様なビジネスを展開しているが、顧客と約束した強度などの基礎データが達成できなかったにもかかわらず、達成できたかのような文書を納入先に提出していたようだ。

 これより少し前、日産自動車が工場で組み立てた自動車を試験運転し、出荷するテストを無資格者にやらせていた事実が明らかになった。

 こうした不正が国内、国外を問わず、また、業種を問わず、暴かれている。フォルクスワーゲンが排ガス規制を不正にパスしていた事件もそうだが、近年、グローバルな競争に勝ち抜くだけの技術力、コストダウンなどができないメーカーの不正が目に付く。

 いまや、ものづくりは、何の分野でも、国内外を問わないグローバルな競争が繰り広げられており、メーカーとしては、技術力、マーケットシェアなどで世界ナンバーワンにならないと、収益的に苦しい。また、日本国内では、法令順守に対する取り組みが甘い。カルテル行為に対する受け止め方はまさにそうである。したがって、独占禁止法などの遵守への取り組みはまだ甘い。

 したがって、その分野のトップ企業以外の企業は、競争力の強化に努めるのは無論だが、それだけでは追いつけないとなると、不正に手を染めることになりやすい。

 そうした土壌が日本にはあるように思う。

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