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2018年9月15日 (土)

東京・日比谷界隈を歩いて

 ドキュメンタリー映画「タリナイ」の試写会に行った。第二次大戦で日本が世界各地で行なった非人間的な戦争行為が新たに判明したという感想を抱いた。戦争の”記憶”として、伝え残すべきものである。

 マーシャル諸島といっても、いまの日本人はほとんど知らないだろう。そういう自分も同様。太平洋のそんなところにも、昔の日本軍は、対アメリカ戦を想定して軍隊を送っていたのである。そして、武器弾薬も食料も供給が断たれ、派遣された軍隊は多くが餓死したようだ。

 そうして見捨てられ、餓死した兵隊の中に、日記を書いていた兵士がいて、戦後、遺族にその日記が届いた。74歳になった息子は父のいた島に行って、島の人々と交流しつつ、父の弔いをする。ドキュメンタリーは、戦争の記憶が残っているこの島を息子がめぐるさまざまな場面を通じて、旧日本軍が犯した戦争犯罪の実相を明らかにする。

 いまの日本の政治は、太平洋戦争や広島・長崎の原爆投下などを忘れたかのように、憲法改定論議などをしている。いまだに、多くの日本人兵士の遺骨がかつての戦地に残されたままである。沖縄を含め、戦争と平和をめぐる問題は、いまも今日的な課題である。

 夜、試写会を終えて、新橋に向かって歩いていたら、大きなビルの工事現場にさしかかった。現場の蔽いに、明るい表示で「今週の作業予定」とあった。

 それには、予定のほかに「Today’s Work Tomorrow’s Heritage」と書かれ、「子どもたちに誇れる仕事を」と付記されていた。大手建設会社の現場であるが、初めて見た。その心は何か、訊ねてみたいと思った。

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